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水先
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みずさき
ふりがな文庫
“
水先
(
みずさき
)” の例文
大帆も
矢帆
(
やほ
)
も
小矢帆
(
こやほ
)
も、かんぬきがけにダラリと力なく垂れさがって、
舵
(
かじ
)
も
水先
(
みずさき
)
もないように波のまにまに
漂
(
ただよ
)
っている。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
船長はビクトリアで
傭
(
やと
)
い入れた
水先
(
みずさき
)
案内と二人ならんで立っていたが、葉子を見るといつものとおり顔をまっ
赤
(
か
)
にしながら帽子を取って
挨拶
(
あいさつ
)
した。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
すぐに、ひどい大あらしにあって、風のまにまに、あちらこちらと流されたあげく、とうとう、船長も、
水先
(
みずさき
)
案内も、どこをどう走っているのか、だんだん、たよりなくなってゆくばかりでした。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
倉地の事業というのは日本じゅうの開港場にいる
水先
(
みずさき
)
案内業者の組合を作って、その実権を自分の手に握ろうとするのらしかったが、それが仕上がるのは短い日月にはできる事ではなさそうだった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“水先”で始まる語句
水先案内
水先人
水先頭場
水先案内人