“稚顔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさながお60.0%
ちがお20.0%
をさながほ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正目まさめに見るのはこれがはじめてだが、話に聞いていた悪性女の感じはどこにもない。少女といってもいいような初々ういういしい稚顔おさながおをしている。手足の形も未熟である。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
生毛うぶげもとれぬ稚顔ちがおの頬に煙草の煙をまつわらせながら
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
むかふさんはわたくしの稚顔をさながほに見覚があつたと見えて、喜んでむかしの事を語り出した。
冬の夜がたり (新字旧仮名) / 永井荷風(著)