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稚顔
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おさながお
ふりがな文庫
“
稚顔
(
おさながお
)” の例文
正目
(
まさめ
)
に見るのはこれがはじめてだが、話に聞いていた悪性女の感じはどこにもない。少女といってもいいような
初々
(
ういうい
)
しい
稚顔
(
おさながお
)
をしている。手足の形も未熟である。
鈴木主水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
然
(
しか
)
るに次の年の春、塚山が芸者をつれて箱根へ遊びに行った時、同じ旅館の
隣室
(
りんしつ
)
に泊っていた六十あまりの老夫婦が、おたみの
稚顔
(
おさながお
)
によく似た少女をつれているのを見て、様子をきくと
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ついこのごろ眉を落したばかりと見え、どこか
稚顔
(
おさながお
)
の残ったういういしい女房ぶり。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“稚”で始まる語句
稚
稚児
稚子
稚気
稚兒
稚拙
稚内
稚児髷
稚心
稚児輪