“稚児輪”の読み方と例文
読み方割合
ちごわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稚児輪ちごわ姿すがたの牛若丸が笛にしめりを与えると同時に、突然苦悶くもんのさまを現わして、水あわを吹きながら、その場に悶絶もんぜついたしました。
七歳ななつのお美夜ちゃん……稚児輪ちごわって、派手な元禄袖げんろくそでのひとえものを着て、眼のぱっちりしたかわいい顔だ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あれは稚児輪ちごわというのだろう、絵に見る牛若丸のような形の髪にっていた。またそれがよく映った。色白で眼の涼しいイエは子供の聯想れんそうで牛若丸のように私の眼に映った。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)