“ちごわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チゴワ
語句割合
稚児輪50.0%
稚子輪30.0%
双鬟10.0%
稚児髷10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七歳ななつのお美夜ちゃん……稚児輪ちごわって、派手な元禄袖げんろくそでのひとえものを着て、眼のぱっちりしたかわいい顔だ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
髪を稚子輪ちごわに結い、朱胴しゅどうしゅおどしの小具足を、尊氏によばれると
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
緑色の服装をして髪を双鬟ちごわにした十五六になる色の白い童女で、どこの家のものとも判らないし、また、口をき合ったというでもないが、はじめて顔を合わした時から
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
自然その左手に気高くほおづえついて眠っている稚児髷ちごわの美少年が、よけいな物になって、説明に行詰まってしまいます。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)