“利”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
92.6%
2.2%
きか0.7%
きき0.7%
0.7%
きゝ0.6%
0.4%
きい0.2%
くぼさ0.2%
0.2%
(他:8)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“利”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語10.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.5%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
叔父は枡屋善作ますやぜんさく(一説によれば善兵衛ぜんべえ)と云う、才覚さいかくいた旅籠屋はたごやである。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そうしてこの二つの言葉は文芸界専有の術語でその他の方面には全く融通のかないものであるかのごとく取扱われております。
文芸と道徳 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この機会きかいに乗じてみずから自家じかふところやさんとはかりたるものも少なからず。
北高南低ほっこうなんてい城塞じょうさい善地ぜんち、水は南西にあるをありとしんず」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月島で幅をきかしていたその請負師の家へ、お島は新調の著物きものなどを着込んで、註文を聞きに行った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
日本人にほんじん給仕きふじきかせて『芳賀はがさん』となほす。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
拙妻は左手のみ蝮指だから、亭主まさりの左ききじゃなかろうかと案じたが、実は一滴もいただけませんから安心しやした。
それは、うめき声が起ると同時に杜絶えましたが……、しかしその音は、旗太郎さんが左ききで、セレナ夫人が右ききである限り、キューいと
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
彼はさへしとみえしそのことばきつさきを我にむけつゝ、たゞちに續いてまた斯くいひぬ 四—六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
軍隊から帰って来た庄吉はぎすました鎌を持ってる
飢えたる百姓達 (新字新仮名) / 今野大力(著)
前様めえさま一廉ひとかどきゝものだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
馬「足もなにもきゝません」
ひそかに川を渡って逃げた跡へ村方の百姓衆が集って来ましたが、何分にも刃物はし、斬人きりては水司又市で、お山は余程の深傷ふかででございますから、もう虫の息になって居る処へ伯父が参り
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と云われて奥方は少しも御存じございませんから手燭てしょくけて殿様の処へ行って見ると、腕はえ刃物はし、サッというはずみに肩から乳のあたりまで斬込まれてる死骸を見て、奥方は只べた/″\/″\と畳の上にすわって、
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それじゃあそう決定きめるとして、全体物置を早く作れというのに真蔵がぐずぐずしているからこういうことになるのです。物置さえあれば何のこともないのに」と老母がやっと口をきいたと思ったら物置の愚痴。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
夫れ大人ひじりのりを立つる、ことわり必ず時に随ふ。いやしくも民にくぼさ有らば、何ぞ聖造ひじりのわざたがはむ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
猫婆どころかもともない。
孝「へい、良石和尚が申した通り、わたくしの身の上はつるぎの上を渡る様なもので、進むに利あり退くにあらずと申しまして、良石和尚の言葉といさゝか違いはござりません」
しかるにギリシア、ローマには一方に蛇を兇物として蛇髪女鬼ゴルゴー九頭大蛇ヒドラ等、諸怪を産出せる他の一方に、竜種ドラゴンテスを眼するどく地下に住む守護神として崇敬せり。
それは黒と白と市松模様いちまつもよう倭衣しずりを着た、容貌ようぼうの醜い一人の若者が、太い白檀木しらまゆみの弓を握って、時々切って放すとがり矢であった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
人肉を食うものとなり居るも、比隣となりのワラキア人はやはり翼とときつめあり、焔と疫気を吐く動物としおる由を言い
としさん、ひょっとお前は——」サア来たと私は思った。
私の父 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
臓腑と角とは屠手のもうけに成る。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
クブサのみむさぼる国に、正しかる日嗣のゆゑを しめしたらなむ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
許されて 剣とり帯く民のヲサ。民はぐゝみに、ふるへ。ごゝろ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)