“義”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
43.3%
ただ15.0%
よし11.7%
ただし5.0%
よっ3.3%
たゞ3.3%
ことわり3.3%
ただしき1.7%
わけ1.7%
こゝろ1.7%
さば1.7%
1.7%
イレ1.7%
ベグリツフ1.7%
1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そも/\くま和獣わじうの王、たけくしてる。菓木このみ皮虫かはむしのるゐをしよくとして同類どうるゐけものくらはず、田圃たはたあらさず、まれあらすはしよくつきたる時也。
権力の地位にあって私腹を肥やす者が、徒党を組んでただしき人を嫉妬し、これを陥れることを謀ることは、昔も今も変わりありません。
もう、おかあさんにかれている、ちいさいおとうとしげるさんも、あとからついてきた、よしちゃんも、うれしそうなかおつきをして、元気げんきでありました。
僕は兄さんだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして彼は進んで「汝もし神に求め全能者に祈り、清くかつ正しうしてあらば、必ず今汝をかえりみ汝のただしき家を栄えしめ給わん……」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ある、おじさんは、いつもの場所ばしょへきて、としちゃんや、よっちゃんや、とめさんのいるまえで、ひばりをかごからはなしたのでした。
ひばりのおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
カイザルのものはカイザルに返へし、忍べる処迄は彼等の要求に譲り、ゆるして、只霊に於て益〻神の国と其のたゞしさとを求める事である。
夫れ大人ひじりのりを立つる、ことわり必ず時に随ふ。いやしくも民にくぼさ有らば、何ぞ聖造ひじりのわざたがはむ。まさ山林やま披払ひらきはら宮室おほみや経営をさめつくりて、つゝしみて宝位たかみくらゐに臨み、以て元元おほみたからを鎮むべし。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
事業は精神の花なりなり、精神より自然に発生せざる事業は事業にして事業にあらざるなり、なんじらまず神の国とそのただしきとを求めよさらば事業も自然に爾らより来るべし。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
もとより世の中と云ふものはさう面白いわけのものぢやないので、又人の身の上ほど解らないものは無い。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ライプニツツが樂調の美を知るを無意識中の算術といひしもおなじ談理の境なり、若し美のこゝろを碎いて理に入るダス、ロオギツシエことあらずは、審美學は起らざるべし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
(2) さばきする勿れ。
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「ねえ、っちゃん」
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ソーッとイレ歯をかみ合せて見る時みたいにやって見るとすぐつまさきから頭のつむじのてっぺんまでズキン——すぐ涙がスーッとにじみ出て来る。
つぼみ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
されば哲學者の比量より生じ來るべき美のベグリツフは即ち是れ美の主觀想なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
何卒此度之を斯迄重大之御取扱ニ相成候上は、御名を初国中人民ニ於而おいても一同可感服存候。
後藤庄次郎と両人ニて紀州の奉行へ出かけ、十分にやりつけ候より、段々論がはじまり、昨夜今井長岡謙吉中島作太郎小田吉井源馬小太郎など参り、やかましくやり付候て、夜九ツすぎにかえり申候。