「すゑも義もおとなしうして、よつくをぢさんのいふことを聞かにやあかんぞ」
「いいえ、何でもありませぬ。途中で、辻斬りらしいお侍に出会いますと、案内に立ってくれた、義さんとやらが、御当地のお人にも似合わない、弱虫で、横っ飛びに遁げておしまいでしたが、——では、ここまで、夢中で飛んでお帰りだったと見えますね」
“義”の意味
《名詞》
(ギ)儒教の徳目のひとつ。孔子が重視した「仁」に次ぐものとして孟子により強調される。仁が社会一般における普遍的な道徳観であるのに対して、義は個別具体的な行為に対して正しく報(むく)いること(恩義:恩に対し正しく報いること、義務 等)を重視する。
(ギ)キリスト教の概念で、「罪」に対立する概念。ギリシア語ディカイオシュネー(Δικαιοσυνη)、ラテン語ユスティティア(justitia(iustitia))の訳。
(ギ)道義。
(ギ)道理。条理。
(ギ)意味。
(ギ)血縁によらない関係。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“義”の解説
義(ぎ)は、人間の行動・思想・道徳で、「よい」「ただしい」とされる概念である。義人とは「堅く正義を守る人。わが身の利害をかえりみずに他人のために尽くす人」(広辞苑第6版)。対義語で、行動・志操・道徳が「わるい」「よこしま」を意味する概念は「奸」(かん)という。
漢字における「義」には、本来「外から来て固有ではないもの」という意味があり、義手・義足や義父母・義兄弟などの語にはこうした意味があるが、後には血縁関係にない仲間同士を結び付ける倫理を意味するようになった。更に時代が下って後漢末期に入ると「他者と共同で行う第三者のための事業」という意味も発生し、義舎・義学・義田などの無償の施設などを指す言葉としても用いられた。
(出典:Wikipedia)
漢字における「義」には、本来「外から来て固有ではないもの」という意味があり、義手・義足や義父母・義兄弟などの語にはこうした意味があるが、後には血縁関係にない仲間同士を結び付ける倫理を意味するようになった。更に時代が下って後漢末期に入ると「他者と共同で行う第三者のための事業」という意味も発生し、義舎・義学・義田などの無償の施設などを指す言葉としても用いられた。
(出典:Wikipedia)