“白耳義”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ベルギー74.5%
ベルギイ9.8%
ベルジツク5.9%
ベルジユーム5.9%
ベルジック2.0%
ペルジック2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
総ての事を——白耳義ベルギーの孤児に何か仕て上げようと思い付いたのも、その為に会に入り、夕刊を売るのも、皆自分がよい事だと思い
私の見た米国の少年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
私達の旅のすがただ。詩人の墓も撫でたしナポレオンの帽子にも最敬礼した。西班牙スペインの駅夫とも喧嘩したし、白耳義ベルギイの巡査にも突き飛ばされた。
写真で知つて居る詩人の垂下たれさがつた長いひげう白く成つて居るかと云ふ様な事を聞いた。詩人は故郷の白耳義ベルジツクを旅行して居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
次ぎに白耳義ベルジユーム国王の御誕生が一八七五年、即位が一九〇九年、治世が八年、お齢が四二歳。これを一緒にすると
今日動員令が下るか明日下るかとうわさされていた頃に、岸本は高瀬と連立って白耳義ベルジック行の人を北の停車場ステーションまで送りに行った。ついでに東の停車場へも立寄って見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
亭主はこれから白耳義ペルジックのスパ(温泉場)へ行って自分のシステムでルウレットをやって見ること。大勝する気なぞない。毎日細く食べて行けるだけ勝てば満足であること。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)