“ベルジック”の漢字の書き方と例文
語句割合
白耳義100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日動員令が下るか明日下るかとうわさされていた頃に、岸本は高瀬と連立って白耳義ベルジック行の人を北の停車場ステーションまで送りに行った。ついでに東の停車場へも立寄って見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
途中の停車場で負傷兵を満載した列車にも逢った。戦地の方から送られて来たそれらの負傷兵は白耳義ベルジック方面の戦いの激しさを事実に於いて語って見せていた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
サン・ミッセルの通りまで行って、例の「シモンヌの家」の人達を見に一寸ちょっと立寄った。そこの亭主は白耳義ベルジック方面の戦場へ向ったぎり行方ゆくえ不明に成ってしまった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)