白耳義ベルジツク)” の例文
写真で知つて居る詩人の垂下たれさがつた長いひげう白く成つて居るかと云ふ様な事を聞いた。詩人は故郷の白耳義ベルジツクを旅行して居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この詩は響のつよい秋の時雨しぐれを思はせるが、これに反して現代に最も悲しい詩人と云はれた白耳義ベルジツクのロオダンバツクが
花より雨に (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
予等の外に白耳義ベルジツクの青年詩人が一人先に来合せて居た。翁は自分の椅子を予に与へて暖炉シユミネの横の狭い壁の隅へ身を退いて坐られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この詩は響のつよい秋の時雨しぐれを思はせるが、これに反して現代に最も悲しい詩人と云はれた白耳義ベルジツクのロオダンバツクが
花より雨に (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
近代博物館の方ではレエスの人物画を好いと思つた外白耳義ベルジツクの十九世紀の画家に取立てて感服すべき絵が無い様に思はれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)