“義母”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はは42.1%
はゝ21.1%
かあ10.5%
おっか10.5%
おつか5.3%
おつかさん5.3%
っか5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お父上の立場もあります。親のいいつけでもあります。義母はは異母妹いもうとたちの気持もあります。……こんどはくときめました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕食の膳には義母はゝの郷里の名産、竹輪がのつてゐた。娘たちがあまり急いで飯をかき込むので、義母は、気を揉みながら
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「では、お義母かあさんには、どなたから話していただきませう? あなたからではまづいでせう? さういふ手はないから……」
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
伊藤凌潮いとうりょうちょうという軍談読みの妻君になって、おしょさんや、おしょさんの姉さんで、吉原で清元で売った芸者——古帳面屋のお金ちゃんの義母おっかさんや、末の妹の、その時分には死んでしまってたが
⦅さうなつたら、あたし、どこで義母おつかさんにでつくはさうが、間違つても挨拶なんかしてやらないから。どんなに猛らうが狂はうがかまやしない。
同伴者つれ親類しんるゐ義母おつかさんであつた。此人このひと途中とちゆう萬事ばんじ自分じぶん世話せわいて、病人びやうにんなる自分じぶんはらまでおくとゞけるやくもつたのである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こんな風になぶり殺しにしたらナアとか……お義母っかさんに猫イラズを
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)