“義母”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はは42.1%
はゝ21.1%
かあ10.5%
おっか10.5%
おつか5.3%
おつかさん5.3%
っか5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、六十六の義母はははとにかく、云はば兄の厄介になつて好きなことばかりしてゐる梅代までが、それを見て見ぬふりをしてゐるとも云へる。
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「お父上の立場もあります。親のいいつけでもあります。義母はは異母妹いもうとたちの気持もあります。……こんどはくときめました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もしわたしがお前を育てなければ、お前はどこかの山か川に白骨になっているはずだったよ」と言った義母ははの言葉は忘られない。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
義母はゝにいはせると「世津子は理窟つぽい」さうだが、おそらく、頭が理論的だといふよりも好きな読物の影響であらうと彼は推察してゐるのである。
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
てゝいてください、さからつてもならぬからとて義母はゝづからあたへられし皮蒲團かはぶとんもらひて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
所詮ながい間の空想を實現させたので、無論父にも義母はゝにも無斷だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「お隣りの田丸さんがお見えになつて、お義母かあさまにちよつとお目にかかりたいつておつしやるんですが……お座敷の方へお通し申しておきました」
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
義母かあさん、今、お義父とうさんにも話して来ましたから、もうご安心なさいまし」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、お義母かあさんには、どなたから話していただきませう? あなたからではまづいでせう? さういふ手はないから……」
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
義母おっかさんがよしそう云ったからって、私まで同意すると思うんかい。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
お坊さんのお婆さんは、——伊藤凌潮いとうりょうちょうという軍談読みの妻君になって、おしょさんや、おしょさんの姉さんで、吉原で清元で売った芸者——古帳面屋のお金ちゃんの義母おっかさんや、末の妹の、その時分には死んでしまってたが、阪東百代ばんどうももよという踊りの師匠のお母さんになったのだ。
決してあんたの前へ頭はさげないことよ! あら、さうさう忘れてゐたわ……頭巾帽アチーポックをかぶつて見なきやあ、義母おつかさんのでも
ううん、そんなことつてあるものか! 義母おつかさんだつて自分の好きな真似をしてるんだもの、あたしだつて、かうと思ひ立つたことをして退けて悪いわけはない筈よ。
⦅さうなつたら、あたし、どこで義母おつかさんにでつくはさうが、間違つても挨拶なんかしてやらないから。
わづかの假寢うたゝねではあるが、それでも氣分きぶんがサツパリして多少いくら元氣げんきいたのでこりずまに義母おつかさん
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
義母おつかさんいましもしたむい蒲鉾かまぼこいでらるゝところであつた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
貴君あなた隨分ずゐぶんくちわるいね』とかなんとか義母おつかさんつてれると
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こんな風になぶり殺しにしたらナアとか……お義母っかさんに猫イラズをませたらドンナにか清々せいせいするだろうにナアとか……あんな役者と心中したらとか……いっその事ヴァンパイヤになってやろうか知らん……なぞと……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)