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義母
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はは
ふりがな文庫
“
義母
(
はは
)” の例文
「お父上の立場もあります。親のいいつけでもあります。
義母
(
はは
)
や
異母妹
(
いもうと
)
たちの気持もあります。……こんどは
嫁
(
ゆ
)
くときめました」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分の
義母
(
はは
)
の身の上とは知らないで、そのままに照降町の店へ帰ると、日が暮れてから隠居所の女中が来て、御隠居さんがまだ帰らないという。
半七捕物帳:57 幽霊の観世物
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それでも、六十六の
義母
(
はは
)
はとにかく、云はば兄の厄介になつて好きなことばかりしてゐる梅代までが、それを見て見ぬふりをしてゐるとも云へる。
荒天吉日
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「もしわたしがお前を育てなければ、お前はどこかの山か川に白骨になっているはずだったよ」と言った
義母
(
はは
)
の言葉は忘られない。彼女は仕方なしに芸妓になったのだ。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
気に逆らつてもならぬからとて
義母
(
はは
)
が手づから与へられし
皮蒲団
(
かはぶとん
)
を
貰
(
もら
)
ひて、
枕
(
まくら
)
もとを少し遠ざかり、吹く風を背にして柱の
際
(
きは
)
に
黙然
(
もくねん
)
としてゐる父に向ひ、静に一つ二つ
詞
(
ことば
)
を交へぬ。
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
奥の間で信子の仕度を手伝ってやっていた
義母
(
はは
)
が
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
その
義母
(
はは
)
の部屋へ、息子の
於福
(
おふく
)
は今、そっと来て坐っていた。彼女は、ゆうべの悪夢の
怯
(
おび
)
えからまだ
醒
(
さ
)
めないように、青白い顔して、病人のように
寝籠
(
ねこも
)
っていた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それと、
義母
(
はは
)
や
義妹
(
いもうと
)
たちに対する父の
苦衷
(
くちゅう
)
もある。もっと、大きな理由には、目代の山木判官とは、当然、不和になり、ひいては何かと、うるさい
風聞
(
うわさ
)
が京都へ伝わるであろう。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宗時は、父の怒りが、そのまま政子や
義母
(
はは
)
にかかるのを
惧
(
おそ
)
れて、後から機嫌をとった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瑾は
義母
(
はは
)
を励ました。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“義母”で始まる語句
義母上