“苦衷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くちゅう93.9%
くちゆう3.0%
こころ3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“苦衷”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 政治 > 政治史・事情3.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
なるほど、このていたらくでは襖をとざして人目を避けなければならぬ筈であると、はじめて先生の苦衷くちゅうのほどを察した。
不審庵 (新字新仮名) / 太宰治(著)
それがしの苦衷くちゅうも少しはお酌みとりくだされい。曹操の恩に甘えるくらいなら何でこんな忍苦をしておりましょう。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、取るに足らぬ一介の丁稚に過ぎぬ私如きに向つて、まるで親しい友達か何かのやうに、その苦衷くちゆうを訴へるやうに打明けた孤独な心持も分るやうな気がして、何かそれに酬いるやうなことを言ひたかつたが、何も言ふ言葉を知らなかつた。
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
「いや、なぜということもない。辛いのは誰しも同一おんなじだ。お前さんと平田の苦衷こころを察しると、私一人どうして来られるものか」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)