“同一”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おなじ45.1%
おんなじ34.1%
ひとつ7.7%
どういつ4.4%
いつしよ2.2%
おなし1.1%
おなじひとつ1.1%
おんなし1.1%
そっくり1.1%
どういち1.1%
(他:1)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“同一”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
りながら、りながら、同一おなじ子持こもちでこれがまた野郎やらうひざにぞいたりける。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「しかし、仏の像の前で、その言行を録した経を読むと同一おなじです。ここでお夏さんの話をするのは。まあ、お聞きなさい。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(いいえ、もう御覧の通り、土間も同一おんなじでございますもの、そんな事なぞ、ちっともおいといには及びませんの。)
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なんでも思い込んだらどうしても忘れることのできないたちで、やっぱりおまえと同一おんなじように、自殺でもしたいというふうだ。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
惚れていますともさ。同一ひとつ家に我儘わがままを言合って一所に育って、それで惚れなければどうかしているんです。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かくて六箇むつの車輪はあたかも同一ひとつの軸にありて転ずるごとく、両々相並びて福岡ふくおかというに着けり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ただ斎戒沐浴さいかいもくよくをしたと同一どういつきよらかな気持きもちになればよいのでございまして……。
偶像も同一どういつです。ただ偶像なら何でもない、この御堂のは観世音かんぜおんです、信仰をするんでしょう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『あの、叔父おぢさんが、てつくるまをおつくりになるんなら、わたくし同一いつしよはたらかうとおもふんです。』
門司ではバナナや鳳梨あななすの匂を嗅ぎながら税関の前に出るとすぐ煤烟のなかを小蒸汽に乗つて関門海峡を渡つたので都会と云ふ印象よりも殖民地といふ感が強かつた、究竟つまり、都会としての歴史や奥行といふものがなく出口と入口とが同一いつしよになつてゐるからであらう。
新橋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
同一おなしみづ医者いしやうち死絶しにたえた、さればかやうな美女びぢよ片田舎かたゐなかうまれたのもくにがはり、だいがはりの前兆ぜんちやうであらうと、土地とちのものは言伝いひつたへた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
汝等世の人、ことわりきわむるにあたりて同一おなじひとつの路を歩まず、これ外見みえを飾るの慾と思ひとに迷はさるゝによりてなり 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すると上人しやうにんうなづいて、わし中年ちうねんから仰向あふむけにまくらかぬのがくせで、るにも此儘このまゝではあるけれどもだなか/\えてる、きふ寐着ねつかれないのはお前様まへさま同一おんなしであらう。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
熟々つくづく視ればどこにかおもかげが似通って、水晶と陶器せととにしろ、目の大きい処などは、かれこれ同一そっくりであるけれども、英吉に似た、と云って嬉しがるような婦人おんなはないから、いささかも似ない事にした。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
同一どういち温度おんどでも成分せいぶんによつていちじるしい相違そういがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たれ同一ひとし遊戲あそびすゝめむ。よしすゝむるものあればとて、こゝろなんぢぢなば
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)