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同一
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どういつ
ふりがな文庫
“
同一
(
どういつ
)” の例文
貝層
(
かひそう
)
は
極
(
きは
)
めて
淺
(
あさ
)
いが、
其下
(
そのした
)
に
燒土
(
やけつち
)
の
層
(
そう
)
が
有
(
あ
)
つて、
其中
(
そのなか
)
に
少
(
すくな
)
からず
破片
(
はへん
)
がある。
幻翁
(
げんおう
)
の
言
(
げん
)
に
由
(
よ
)
ると、
香爐形
(
こうろがた
)
の
出
(
で
)
た
層
(
さう
)
と
同一
(
どういつ
)
だといふ。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
もとより
肉体
(
にくたい
)
はないのですから、
現世
(
げんせ
)
で
行
(
や
)
るような、
斎戒沐浴
(
さいかいもくよく
)
は
致
(
いた
)
しませぬ。ただ
斎戒沐浴
(
さいかいもくよく
)
をしたと
同一
(
どういつ
)
の
浄
(
きよ
)
らかな
気持
(
きもち
)
になればよいのでございまして……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
諸君、お
互
(
たが
)
いの修練の場所はちがっても、等しくこれ日本の青年であります。日本の青年である以上、修錬の目的とするところは全く
同一
(
どういつ
)
でなければなりません。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
偶像も
同一
(
どういつ
)
です。
唯
(
ただ
)
偶像なら何でもない、この御堂のは
観世音
(
かんぜおん
)
です、信仰をするんでしょう。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さうして
非常
(
ひじやう
)
に
恐
(
おそ
)
ろしくなつた。
此奴
(
こいつ
)
も
或
(
あるひ
)
は
己
(
おれ
)
と
同一
(
どういつ
)
の
運命
(
うんめい
)
に
陷
(
おちい
)
るために
生
(
うま
)
れて
來
(
き
)
たのではなからうかと
考
(
かんが
)
へると、
今度
(
こんど
)
は
大
(
おほ
)
いに
心掛
(
こゝろがゝ
)
りになつた。
時
(
とき
)
によると
心掛
(
こゝろがゝ
)
りよりは
不愉快
(
ふゆくわい
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
念佛
(
ねんぶつ
)
は
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
も
同一
(
どういつ
)
に
反覆
(
はんぷく
)
された。
午後
(
ごご
)
になつて
村落
(
むら
)
のどの
家
(
いへ
)
からも
復
(
ま
)
た
風呂敷包
(
ふろしきづゝみ
)
が
運
(
はこ
)
ばれた。
子供等
(
こどもら
)
は
學校
(
がくかう
)
から
歸
(
かへ
)
つて
風呂數包
(
ふろしきづゝみ
)
を
脊負
(
しよ
)
つたのも、
乳呑兒
(
ちのみご
)
を
帶
(
おび
)
で
括
(
くゝ
)
つたのも
大抵
(
たいてい
)
は
寮
(
れう
)
の
庭
(
には
)
へ
集
(
あつま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
年齢
(
とし
)
をとるのは
妖精
(
ようせい
)
も
人間
(
にんげん
)
も
同一
(
どういつ
)
じゃ。
老木
(
ろうぼく
)
の
精
(
せい
)
は、
形
(
かたち
)
は
小
(
ちい
)
さくとも、
矢張
(
やは
)
り
老人
(
ろうじん
)
の
姿
(
すがた
)
をして
居
(
い
)
る……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
あの、
現界
(
げんかい
)
の
景色
(
けしき
)
と
同一
(
どういつ
)
かと
仰
(
おつ
)
ッしゃるか……
左様
(
さよう
)
でございます。
格別
(
かくべつ
)
異
(
ちが
)
っても
居
(
お
)
りませぬが、ただ
現界
(
げんかい
)
の
山
(
やま
)
よりは
何
(
なに
)
やら
奥深
(
おくぶか
)
く、
神
(
かみ
)
さびて、ものすごくはないかと
感
(
かん
)
じられる
位
(
くらい
)
のものでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“同一”で始まる語句
同一年
同一系統
同一人
同一側
同一処
同一刻
同一所
同一棟
同一状
同一組