“不愉快”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふゆかい63.3%
ふゆくわい36.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
測る道具と測る品物が往々にしてことなるので、この二者を混同するとつまらぬことにあらそいが起こり、たがいに不愉快ふゆかいの念をしょうずるにいたる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あには、会社かいしゃで、うえのものが権力けんりょくによって、したのものをおさえつけようとするのをて、なにより不愉快ふゆかいおもったらしいのでした。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其自そのみづかかんじた不愉快ふゆくわいことおろか人々ひと/″\自分じぶん狂人視きやうじんししてゐる這麼町こんなまちから、すこしでもたらば、ともおもふのでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さうしてこゝろうちで、醫者いしや小六ころく不親切ふしんせつぎるやうかんじた。かれ其上そのうへ昨夕ゆうべ御米およね介抱かいはうしてゐるときかへつて小六ころくかほおもして、なほ不愉快ふゆくわいになつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)