“ふゆくわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
不愉快100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど爲(しよ)うことなしに眠(ねむ)るのはあたら一生涯(しやうがい)の一部分(ぶゝん)をたゞで失(な)くすやうな氣がして頗(すこぶ)る不愉快(ふゆくわい)に感(かん)ずる、處(ところ)が今(いま)の場合(ばあひ)、如何(いかん)とも爲(し)がたい、眼(め)の閉(とづ)るに任(ま)かして置(お)いた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
家(いへ)のうちには不愉快(ふゆくわい)で居(ゐ)たゝまれないからのお遊(あそ)び、こんな事(こと)をして良人(をつと)を放蕩(はうたう)に仕(し)あげて仕舞(しま)ふたのです、良人(をつと)は美事(みごと)家(うち)を外(そと)にするといふ道樂者(だうらくもの)に成(な)つて仕舞(しま)ひました。
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
軈(やが)て後(うしろ)の林(はやし)の梢(こずゑ)から斜(なゝめ)に雪(ゆき)が吹(ふ)きおろして來(き)た。卯平(うへい)は少時(しばらく)躊躇(ちうちよ)して柹(かき)の木(き)の根(ね)に其(そ)の疲(つか)れた身(み)を倚(よ)せた。暫(しばら)くして彼(かれ)は雪(ゆき)が冷(つめ)たく自分(じぶん)の懷(ふところ)に溶(とけ)て不愉快(ふゆくわい)に流(なが)れるのを知(し)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)