“道樂者”の読み方と例文
新字:道楽者
読み方割合
だうらくもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いへのうちには不愉快ふゆくわいたゝまれないからのおあそび、こんなことをして良人をつと放蕩はうたうあげて仕舞しまふたのです、良人をつと美事みごとうちそとにするといふ道樂者だうらくものつて仕舞しまひました。
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
若い久兵衞は道樂者だうらくもので、小娘などには目もくれませんが、口上の彌太八は、つばめに夢中なやうで、尤も夢中だと言つても、もう三十ですから、無法なことをする筈もなく、それに
私は生來しやうらい性癖せいへきといふよりは寧ろ環境の爲めに、金持ちやくだらない奴等が、生活を刺㦸する爲めにやるつまらない道樂だうらくに馴れつこになつて、飽き/\してゐる至つて平凡な道樂者だうらくものなんです。