“修道者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イルマン50.0%
しゆどうしや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの父が、南蛮人なんばんじんのキリシタンであったから、呂宋兵衛もはやくから修道者イルマンとなり、いわゆる、切支丹流キリシタンりゅう幻術げんじゅつをきわめていた。小角はそこを見こんで重用した。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの、こうもりのつばさのような、女修道者イルマンの着るくろいふくをかぶって、青い顔をして乗っていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さびしい修道者しゆどうしや仲間なかますくな山家やまがくらしのうちにも、なにまうけるこゝろがあつて、たのしみになつてゐるものです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
吉野山よしのやまは、ふるくからずいぶんながく、ぼうさんそのほか修道者しゆどうしやといつて佛教ぶつきよう修行しゆぎようをするひとこもつてゐたことは、あきらかな事實じじつでした。その經驗けいけんから、はじめのうた出來できたのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)