“イルマン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いるまん
語句割合
修道士25.0%
修道者25.0%
伊留満25.0%
入満25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒い頭巾ずきんをかぶって、姿はだかい修道士イルマンだが、中身なかみ裾野すその蚕婆かいこばばあだ。たきびで焼いたうさぎの肉をひとりでムシャムシャべている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「めっそうもないこと、わたくしは神さまに仕える修道士イルマンでございます……いくさのご評議などを立ちぎきしてなんになりましょう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれの父が、南蛮人なんばんじんのキリシタンであったから、呂宋兵衛もはやくから修道者イルマンとなり、いわゆる、切支丹流キリシタンりゅう幻術げんじゅつをきわめていた。小角はそこを見こんで重用した。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの、こうもりのつばさのような、女修道者イルマンの着るくろいふくをかぶって、青い顔をして乗っていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さればウルガン伴天連バテレン、とても一人では弘法力に及ばずとて、更に本国より呼寄せたるは、フラテン伴天連、ケリコリ伊留満イルマン。ヤリイス伊留満。この三人もやがて信長公に目通りする。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
サビエルはじめ伴天連バテレン入満イルマンの誠実謙遜な生き方に圧倒されて、敬服せざるを得なくなるのである。