“修行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅぎょう63.3%
しゆぎやう26.7%
しゅうぎょう3.3%
おこな3.3%
しゆぎよう3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は物も云わず、修行しゅぎょうを積んだものか泣きもせず、ジロリと男を見たるばかり、怒った様子にもあらず、ただ真面目まじめになりたるのみ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
修行しゆぎやうの淺い我々でござれば、果して奇特きどくの有る無しはお受合ひ申されぬが、兎も角も一心を凝らして得脱とくだつの祈祷をつかまつると致しませう。」
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
それが身の修行しゅうぎょうだから、我慢をしなくっちゃアいけないと云われますから、粂どんがおいでなさる間は辛抱が出来る、粂どんは大層私を可愛がっておくんなすって、何かおいしい物があると
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
又国にほふし尼無し、是に於いて汝が父多須那たすな橘豊日たちばなのとよひの天皇(用明天皇)の為に出家いへでし、仏法をつつしゐやまひたり、又汝がをば島女しまめ初めて出家して、諸尼の導者みちびきとして、釈教ほとけのみのり修行おこなふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
吉野山よしのやまは、ふるくからずいぶんながく、ぼうさんそのほか修道者しゆどうしやといつて佛教ぶつきよう修行しゆぎようをするひとこもつてゐたことは、あきらかな事實じじつでした。その經驗けいけんから、はじめのうた出來できたのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)