“僧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そう73.8%
ぼうず4.8%
ソウ4.8%
フラーテ2.4%
ほふし2.4%
ばうず2.4%
ぼう2.4%
アベ2.4%
キャノン2.4%
モンク2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袈裟けさ坊主ぼうずが必ずしも伴うものじゃない。いわゆるそうにあらざる僧も世には許多あまたある。またその代りには袈裟けさを着た俗人もまた多い。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
乗って見ると、車の中には鱒沢で乗った、ぼうずの二人連れが乗っていた。私は垂幕を上げた。まだところどころ雪が解け残っている。
黄昏 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
無論、ブツポウソウなどの乾いた音色ねいろではゆめさら無く、郭公、筒鳥の寂びた聲に較べては更に數段の強みがあり、つやがある。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
フラーテゴミータといひ、萬の欺罔たばかりうつはなりき、その主の敵を己が手に收め、彼等の中己をめざるものなきやう彼等をあしらへり —八四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
二に曰く、あつく三宝を敬へ、三宝はほとけのりほふしなり、則ち四生よつのうまれつひよりところ、万国の極宗きはめのむねなり。いづれの世何の人かみのりを貴ばざる。人はなはしきものすくなし、く教ふるをもて従ひぬ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
あるひはまた廷臣ていしんはなうへはしる、と叙任ぢょにん嗅出かぎだゆめる、あるひは獻納豚をさめぶた尻尾しっぽ牧師ぼくしはなこそぐると、ばうずめ、寺領じりゃうえたとる。
今頃しあのぼうさんの馬鹿気た訓戒を守つてゐたなら私等は何処にゐるだらう? 一日七十五銭で床板の拭掃除にこき使はれてさとゞのつまりは養育院厄介だらうぢやないか?——
ウォーレン夫人とその娘 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
アベシュタットラー、A・ディアベリ、アルタリア、シュタイナー、A・シュトライヒャー、ツメスカル、キーゼヴェッターその他。
西班牙スペインセヴィリアの宗教裁判所に、糺問きゅうもん官補のフォスコロという若いキャノンがいたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
マテユリン(この人の「メルモス」は、バルザツクやゲエテにも影響を与へたので有名だが)、「モンク」を書いてモンクルイズの渾名あだなをとつたルイズ、スコツト、リツトン、ボツグなどがあるし
近頃の幽霊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)