“ぼうず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坊主88.5%
僧侶4.9%
法師3.3%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗俊の語のうちにあるものは懇請の情ばかりではない、お坊主ぼうずと云う階級があらゆる大名に対して持っている、威嚇いかくの意もこもっている。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
物を供えて大切だいじにかけたが。それはまだしも処によっては。こいつに悪魔がいたというので。その頃お医者と裁判官の。役目をしていた僧侶ぼうず巫女みこが。見付け次第の指さし次第に。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この晩、お庄は経を読んでいる法師ぼうずの傍へ来て坐るひまもなかった。座敷の方が散らかって来ると、丸山の内儀かみさんと一緒に、時々そこらを取り片着けて歩いた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
番甲 いか胡散うさんな。そのぼうずをもめておかっしゃい。