“キャノン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
加農砲66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十二ポンド加農砲キャノン! そうだ支倉はぜくら君。しかし、君がそれを意識して云ったのなら、たいしたものだよ。今度の火精ザラマンダーには、けっして今までのような陰険朦朧もうろうたるものはないと思うのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
やがて定刻間近く檸檬シトロン夾竹桃ロオリエ・ロオズにおおわれたるボロン山の堡塁ほうるいより、漆を塗ったるがごとき南方あい中空なかぞらめがけて、加農砲キャノン一発、轟然どうんとぶっ放せば、駿馬しゅんめをつなぎたる花馬車、宝石にもまごう花自動車
西班牙スペインセヴィリアの宗教裁判所に、糺問きゅうもん官補のフォスコロという若いキャノンがいたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)