“夾竹桃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうちくとう75.9%
けふちくたう10.3%
ロオリエ・ロオズ6.9%
ロリーエ・ローズ3.4%
ローリエ・ローズ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夾竹桃である。鶴見は明治二十五年の夏になって、はじめて夾竹桃を実見した。ところは沼津の志下で、そこに某侯爵の別荘があった。
今をさかりと咲き誇る夾竹桃の花の梢も夏らしいやうな裏の廊下の方へも行つて見た。きのふは町の屋根の上に晝の花火を望んだのもそこだ。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ミモザと夾竹桃の咲くヴィル・フランシュの海岸と定め、早朝から里昂停車場へ座席の予約に行ったタヌは、さてその夕方になってから、はるか谷底の舗道の上で
南仏では、もうミモザの花が散り、モンテ・カルロの夾竹桃の街路樹が真赤な花をつけているというのに、ここはまだ冬のすがただった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
庭へ出てみると、ルルが夾竹桃のそばでつまらなそうにごろごろ転がっている。退屈して読書に餓えているらしい。本を芝生へ置いて、ルルをていねいに招待した。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)