“夾雑”の読み方と例文
読み方割合
きょうざつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の彫刻を純粋であらしめるため、彫刻に他の分子の夾雑きょうざつして来るのを防ぐため、彫刻を文学から独立せしめるために、詩を書くのである。
自分と詩との関係 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
だが、その快よい悲歎の泪を、ときどきチクリと止める何物かが夾雑きょうざつしていることに、喜助は気付かないわけにゆかなかった。それは何といいあらわすべきであろうか。
仲々死なぬ彼奴 (新字新仮名) / 海野十三(著)