“夾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はさ93.3%
はさん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここおいせいぐんものをして、(五三)萬弩ばんどみちはさんでふくせしめ、(五四)していはく、『くれがるをともはつせよ』
など戯れつつ力餅の力をりて上ること一里余杉もみの大木道をはさみ元箱根の一村目の下に見えて秋さびたるけしき仙源に入りたるが如し。
旅の旅の旅 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
“……いにしへ、松、桜、榎等の列樹、路をはさんでありしを以て名くと云ふ”とある並木町のむかしに、もう一度、返したらどうか?……浅草にだって、一とこ位、無表情なビルディング街の
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
“並木町——いにしへ、松、桜、榎等の列樹、路をはさんでありしを以て名くと云ふ。慶安頃まで、樹間に草舎くさやありて、草履草鞋わらぢなどひさぎしのみなりしが、後漸く人家稠密に及び、遂に今の街衢をなす。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)