“樅”のいろいろな読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
もみ | 99.3% |
タンネ | 0.7% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八重子を連れて男の子たちが指定したM——店へ入り、クリスマスの為めに樅の木に装飾の美しい二階の食堂へ上って待受けました。
昨日から顏なじみの樅の樹林がまた道の兩側に黒黒と列んで、下の芝草も手入をしたやうに美しく、ブロッケンのやうに大きな岩石が散亂してないので、いかにも地貌の柔和な印象を與へられた。
しばらくは平坦な溪谷の道を走つてゐたが、一つの小さい村を通ると右に折れて、また山道になり、樅の森と濶葉樹の森の交錯が私たちの目を喜ばせた。キフホイザーの山越にかかつたのである。