“樅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみ99.3%
タンネ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八重子を連れて男の子たちが指定したM——店へ入り、クリスマスの為めにの木に装飾の美しい二階の食堂へ上って待受けました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小屋のすぐ傍らの大きなの木から、アカハラが一羽、うれしさうに啼きながら飛び下りてきて、その窓の下で餌をあさり出した。
巣立ち (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
昨日から顏なじみのの樹林がまた道の兩側に黒黒と列んで、下の芝草も手入をしたやうに美しく、ブロッケンのやうに大きな岩石が散亂してないので、いかにも地貌の柔和な印象を與へられた。
キフホイザー (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
しばらくは平坦な溪谷の道を走つてゐたが、一つの小さい村を通ると右に折れて、また山道になり、の森と濶葉樹の森の交錯が私たちの目を喜ばせた。キフホイザーの山越にかかつたのである。
キフホイザー (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)