トップ
>
タンネ
ふりがな文庫
“タンネ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
樅
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樅
(逆引き)
きめて置いた室は、廊下つづきの裏二階で、アーレの上に、ハルデルの
樅
(
タンネ
)
が窓に近い。差しあたっての相談もあるし、馬鹿話しなんて余裕は、薬にしたくもない。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
昨日から顏なじみの
樅
(
タンネ
)
の樹林がまた道の兩側に黒黒と列んで、下の芝草も手入をしたやうに美しく、ブロッケンのやうに大きな岩石が散亂してないので、いかにも地貌の柔和な印象を與へられた。
キフホイザー
(旧字旧仮名)
/
野上豊一郎
(著)
原から、上は
樅
(
タンネ
)
と
落葉松
(
レルヘ
)
の交じった密林になって、頭の上の方に見える雪のそばまで、景色に変りはなさそうだ。草の上に寝ころんで、煙草をふかしながら見まわした。
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
しばらくは平坦な溪谷の道を走つてゐたが、一つの小さい村を通ると右に折れて、また山道になり、
樅
(
タンネ
)
の森と濶葉樹の森の交錯が私たちの目を喜ばせた。キフホイザーの山越にかかつたのである。
キフホイザー
(旧字旧仮名)
/
野上豊一郎
(著)
麓は落葉松や
樅
(
タンネ
)
、
唐檜
(
フィヒテ
)
の、空をしのぐ密林となって、その枝ごしに、または梢の上に、ピッツ・アルブリス Piz Albris, 3166m. や、ベルニナの裾に
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
拱門から附近の山山の
樅
(
タンネ
)
の茂みが透いて眺められるのが美しかつた。
キフホイザー
(旧字旧仮名)
/
野上豊一郎
(著)
タンネ(樅)の例文をもっと
(2作品)
見る
検索の候補
もみ
アベーテ