“唐檜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうひ85.7%
たうひ9.5%
とうび4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栂、樅、唐檜とうひ、白樺などは、山のがけに多く、水辺には、川楊や、土俗、水ドロの木などが、まばらに、翠の髪をくしけずっている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
百貫ひゃっかん山・東谷山・牛首山・黒部別山・針ノ木谷・東沢などには、唐檜とうひ白檜しらべ或は落葉松の純林が真黒に繁っているのが見られる。
黒部峡谷 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
主人らしい人のしまのシャツが唐檜とうひの向うでチラッとします。園丁はそっちを見かすかに笑い何かいかけようとします。
チュウリップの幻術 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
唐檜とうひが生えているあたり迄は段々で、それから上になると径は木の根や岩の上に出来ている。
私と慎太郎さんとは、立ったまま、ルックサックを唐檜とうひの根にもたせかけて、休んだ。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
そこは小さな円い緑の草原で、まっ黒なかやの木や唐檜たうひに囲まれ、その木の脚もとには野ばらが一杯に茂って、丁度草原にへりを取ったやうになってゐます。
よく利く薬とえらい薬 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
唐檜たうひやとゞ松がまつ黒に立つてちらちら窓を過ぎて行きます。
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「樅、栂、檜、唐檜とうび黒檜くろび、……、……、」
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)