“唐檜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうひ81.8%
たうひ9.1%
フィヒテ4.5%
とうび4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にも大江川に沿うたものが最も広く、次第に隆起して、エゾ松、唐檜とうひなどの侵入した焼山峠の南に続く高原に移り行くのである。
そこは小さな円い緑の草原で、まっ黒なかやの木や唐檜たうひに囲まれ、その木の脚もとには野ばらが一杯に茂って、丁度草原にへりを取ったやうになってゐます。
よく利く薬とえらい薬 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
麓は落葉松やタンネ唐檜フィヒテの、空をしのぐ密林となって、その枝ごしに、または梢の上に、ピッツ・アルブリス Piz Albris, 3166m. や、ベルニナの裾に
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
「樅、栂、檜、唐檜とうび黒檜くろび、……、……、」
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)