“軍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくさ89.0%
ぐん6.1%
いく3.7%
イクサ0.6%
ユクサ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何分にもいくさのあとで、ここらも荒れ切っているので、うちはきたなくなっているばかりか、盗賊どもがしきりに徘徊するので困ります。
しやうめいくるのにはすなは其家そのいへわすれ、ぐんのぞんで約束やくそくすればすなは其親そのしんわすれ、(一六)枹鼓ふこることきふなればすなは其身そのみわする。
「そんな平気な事で、いくさが出来るかい」と女は、委細いさい構わず、白い顔を久一さんの前へ突き出す。久一さんと、兄さんがちょっと眼を見合せた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
正行マサツラ正時マサトキ和田新発智ワダシンパチドウ新兵衛シンベエ以下兵百四十三名、前皇ゼンコウ御廟ゴビョウニ参ッテ、コノタビノイクサニハ左右ソウナク討死ウチジニ申スベキノ由、御暇オンイトマモウシアゲタテマツリ、如意輪堂ニョイリンドウノ板壁ニ、コレ今生コンジョウノ名残リゾト、各〻
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然ニ誠になげくべき事ハながと長門の国にユクサ初りママ、後月より六度の戦に日本ハナハダ利すくなく、あきれはてたる事ハ、其長州でたゝかいたる船を江戸でしふく修復いたし又長州でたゝかい申候。