“軍兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐんぴょう57.1%
つわもの14.3%
ぐんぴやう14.3%
ぐんびやう7.1%
つはもの7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
倶利伽羅を仰ぐと早や、名だたる古戦場の面影が眉に迫って、驚破(すわ)、松風も鯨波(とき)の声、山の緑も草摺(くさずり)を揺り揃えたる数万(すまん)の軍兵(ぐんぴょう)。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『わざわざ遠方(とおく)からあまたの軍兵(つわもの)を率(ひき)いて御出征(おいで)になられるようなことはありませぬ……。』橘姫(たちばなひめ)はそう仰(お)っしゃって居(お)られました。
颯(さつ)と、吹添(ふきそ)ふ蒼水(あをみづ)の香(か)の風(かぜ)に連(つ)れて、流(ながれ)の上(うへ)へそれたのは、卯(う)の花(はな)縅(をどし)の鎧(よろひ)着(き)た冥界(めいかい)の軍兵(ぐんぴやう)が、弗(ふ)ツと射出(いだ)す幻(まぼろし)の矢(や)が飛(と)ぶやうで、川(かは)の半(なか)ばで、白(しろ)く消(き)える。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
さきのとし玉山翁が梓行(しかう)せられし軍物語(いくさものがたり)の画本の中に、越後の雪中にたゝかひしといふ図(づ)あり。文には深雪(みゆき)とありて、しかも十二月の事なるに、ゑがきたる軍兵(ぐんびやう)どもが挙止(ふるまひ)を見るに雪は浅(あさ)く見ゆ。
(月かくれて暗し。籠手(こて)、臑當(すねあて)、腹卷したる軍兵(つはもの)二人、上下よりうかゞひ出でゝ、芒むらに潜む。蟲の聲俄にやむ。)
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)