“率”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひき47.2%
11.0%
8.7%
6.3%
イザ5.5%
したが3.9%
おおむ3.1%
ひきゐ2.4%
いざ1.6%
そっ1.6%
(他:11)8.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“率”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学28.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.3%
文学 > 日本文学 > 日本文学3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
よく兵を動かす指揮官は隊の中にありとはいいながら、身そのものは隊より数歩先に進んでひきゆると同じようなものである。
自由の真髄 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しかのち、われ卿等おんみら悲歎なげきひきゐて、かたきいのちをも取遣とりつかはさん。
すると、しきりに、村の軒並を物色してきた捕吏が、張飛のすがたを認めると、きつれている十名ほどの兵へにわかに命令した。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その道中には、一族の郎党と弓馬をし、諸国遊歴とはいうものの、堂々たる武者行列で往来したものらしかった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな事とは知らないから前に命ぜられた社員は着々進行してざ実現しようとなると、「アレはやめにした、」とケロリとました顔をしている。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
が、ざ何処かへ何か食べに行こうとなるとなかなかやかましい事をいった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「同八年帰于江戸。再神田岩井町代地に僑居す。」瑞英は文化八年二十六歳にして、妻常と長男雄太郎とをて江戸に還つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ここに阿知の直白さく、「墨江の中つ王、大殿に火を著けたまへり。かれまつりて、倭にのがるるなり」とまをしき。
はねカヅラ今する妹をうら若み、いざ、イザ川の音のさやけさ(万葉集巻七)
はちまきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
はねカヅラ 今する妹をうら若み、いざ、イザ川の音のさやけさ(万葉巻七)
武蔵の騒がしいことを聞くと、武芝は近親では無いが、一つ扱つてやらう、といふ好意で郎等らうどうしたがへて武蔵へおもむいた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「詩に、あらず虎に匪ず、彼の曠野にしたがう、という句があるが覚えているかの。」
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
或は臥牛がぎゅうの道に横たわる如く、五色ごしき陸離りくりとして相間あいまじわり、しゅんおおむね大小の斧劈ふへき
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
しかれどもこれを古制に比すれば封境過大にして、諸王又おおむ驕逸きょういつ不法なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
実は来春らいしゆんにもつたら、又々また/\手勢てぜいひきゐ雑誌界ざつしかいに打つて出やうとふ計画も有るのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あやしともはなはだ異し! く往きて、疾くかへらんと、にはかひきゐくるまに乗りて、白倉山しらくらやまふもと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その声を聞くとひとしく、文三起上たちあがりは起上ッたが、えた胸もいざとなれば躍る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
欧洲列強間の利害は各々相扞格あいかんかくしていても、根が同文同種同宗教の兄弟国だから、いざとなれば平時の葛藤を忘れて共通の敵たる異人種異宗教の国に相結んであたるは当然あり得べき事だ」と、人種競争の避くべからざる所以ゆえんを歴史的に説いて「この覚悟で国民の決心を固め
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
——彼はその後、終南山しゅうなんざんにひそんでいたが、天子ここを通ると知って、にわかに手勢一千をそっし、急雨の山をくだるが如く、野を捲いて、これへ馳けて来たものだった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大局からみると、蜀にとって、中原の大事は、荊州よりも、むしろ漢中にある。そしてその漢中には、魏の曹操が自ら大軍をそっして、奪回を計っていた。——この際、当然、蜀の関心は曹操にそそがれていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、はいりかねている様子の男は、以前からここへは時折遊びに来るお人好しのそつ八であります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この中に、そつ八が居ねえようだが……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがまるでほかの紙屑をひきいるように、一しきり風が動いたと思うと、まっさきにひらりと舞上ります。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
正月は二日目の雪をひきい注連飾しめかざりの都を白くした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こぞつて白日ひる戦闘たゝかひ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
気が向くと、年長としかさなのをれて、山狩、川狩。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
にはかに読めば「去年」と「此年」とは別年の如くにも見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
大したお供揃ともぞろいで猟犬や馬をひかせておくだりになったんです。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
番頭の周助は五十年配のしたゝか者で、商賣には拔け目がないといふ評判ですが、主人の財産を殖やすと同じりつで、自分の貯蓄ちよちくも殖やして行く外には、さして惡巧わるだくみがあらうとも思はれません。
避りまつりし故は其八十神各々稲羽イナバ八上比売ヤガミヒメヨバわんの心ありて、共に稲羽に行きける時に、大穴牟祖神にフクロを負わせ、従者トモとしてて往きき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
山川に鴛鴦ヲシ二つ居て、タグひよくタグへる妹を。誰かにけむ(孝徳紀)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)