トップ
>
ヰ
ふりがな文庫
“ヰ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
ゐ
語句
割合
坐
42.9%
藺
21.4%
居
14.3%
井
7.1%
棲
7.1%
率
7.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坐
(逆引き)
降
(
オ
)
り
坐
(
ヰ
)
である。多武
ノ
峰の北口にも、下居をおりゐと訓む地がある。折井は、甲州出の三河武士の本貫と見えて、家康の旗本に、強の者折井氏があつた。
折口といふ名字
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(坐)の例文をもっと
(6作品)
見る
藺
(逆引き)
家の
庭苑
(
ソノ
)
にも、立ち替り咲き替つて、栽ゑ木、草花が、何處まで盛り續けるかと思はれる。だが其も一盛りで、坪はひそまり返つたやうな時が來る。池には葦が伸び、蒲が
秀
(
ホ
)
き、
藺
(
ヰ
)
が抽んでゝ來る。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(藺)の例文をもっと
(3作品)
見る
居
(逆引き)
畝傍山 昼は雲と
居
(
ヰ
)
、夕
来
(
サ
)
れば、風吹かむとぞ 木の葉さやげる
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(居)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
井
(逆引き)
或は
井子
(
カハゴ
)
・かごなど言ふ類例から推すと、「
井
(
ヰ
)
の
子
(
コ
)
」から出たものが、聯想で、猿猴其まゝ「ゑんこう」とも発音したのかも知れない。
河童の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(井)の例文をもっと
(1作品)
見る
棲
(逆引き)
いざ
吾君
(
アギ
)
。
野
(
ヌ
)
に
蒜
(
ヒル
)
つみに 蒜つみに 我が行く道に、香ぐはし花橘。
下枝
(
シヅエ
)
らは人みな取り、
秀枝
(
ホツエ
)
は鳥
棲
(
ヰ
)
枯し みつぐりの 中つ枝の
含隠
(
フゴモ
)
り
赤
(
アカ
)
れる
処女
(
ヲトメ
)
。いざ。さかはえな(応神天皇——日本紀)
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(棲)の例文をもっと
(1作品)
見る
率
(逆引き)
山川に
鴛鴦
(
ヲシ
)
二つ居て、
並
(
タグ
)
ひよく
並
(
タグ
)
へる妹を。誰か
率
(
ヰ
)
にけむ(孝徳紀)
日本文章の発想法の起り
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヰ(率)の例文をもっと
(1作品)
見る
“ヰ”の意味
片仮名
五十音図: ワ行 イ段
字源: 「井」の変形
平仮名:ゐ
ローマ字:i 又は wi
元来、「イ」と異なる/wi/音を有する文字であったが、近世においては同音の文字となった。明治期に入り、欧米語の/wi/音を音写するのに、「ヰ」1文字又は「ウヰ」の形で用いられた。現在ではこれに代えて「ウィ」が用いられる。
(出典:Wiktionary)