“蒜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひる42.9%
にんにく28.6%
にら21.4%
ヒル7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蒜”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア25.0%
哲学 > 仏教 > 各宗7.7%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]6.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ここにすなはちそののこりのひるの片端もちて、待ち打ちたまへば、その目にあたりて、打ち殺しつ。
——もし鯛が手に入ったらひると一しょにひしお酢にし即座の珍味に客に供する。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ところへ王の婢来り鬱金うこんを求めると胡椒、にんにくを求めるとねぎ、豆を求めると麦をくれるので訳を尋ね、哀しみ狂して王宮へ帰りののしある
兎に角其処は舞台の後の、壁が剥げた、にんにく臭い、如何にも惨憺たる処だった。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
予等は屡立止まつて、店晒しの食物の配色に一種見慣れざる異民族の美を感じたが、にら類の臭気には絶えず手巾を以て鼻を掩はざるを得なかつた。
または面と向うとにらや汗の鼻持ちならぬ悪臭を吹きかける人たちの事を想像するし、不具者や伝染病や病人の寝汗や、人間の身体の汚いという汚いもの
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ヒルつみに 蒜つみに 我が行く道に、香ぐはし花橘。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
野に見た処女の羞らうて家も名もあかさぬのに言ひかける文句をまづ、ヒルつみから起して、一本立つ花の咲いた橘の木に目を移し順々に枝の様を述べ、恐らく其枝々の様子を、沢山の少女はあるがどれもこれも処女ではないのを不満に思ふ心に絡まし
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)