“ヒル”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ひる
語句割合
50.0%
昼食16.7%
16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのドーヴァー街道は、その人の前にと同じく、シューターズヒルをがたがたと登ってゆくドーヴァー通いの駅逓馬車の先に横わっているのであった。
戦死者の家に 昼食ヒル喰ひ、つゝましく語る媼に向きて さびしき
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
正月の村に入り来て、雪ごもる家に昼食ヒル乞ふ。兵士と われと
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
ヒルつみから起して、一本立つ花の咲いた橘の木に目を移し順々に枝の様を述べ、恐らく其枝々の様子を、沢山の少女はあるがどれもこれも処女ではないのを不満に思ふ心に絡まし
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
いざ吾君アギヒルつみに 蒜つみに 我が行く道に、香ぐはし花橘。下枝シヅエらは人みな取り、秀枝ホツエは鳥枯し みつぐりの 中つ枝の 含隠フゴモり アカれる処女ヲトメ。いざ。さかはえな(応神天皇——日本紀)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
海宮より携え来りたる潮満珠シオミツタマ、潮ヒル珠を以て、遂に其兄火照命を屈服せしむるに至る。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)