“にら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニラ
語句割合
87.8%
白眼5.4%
2.7%
1.3%
0.8%
睥睨0.4%
白睨0.3%
0.3%
0.2%
0.2%
疾視0.1%
睨視0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朽ちかけた梯子をあがろうとして、眼の前の小部屋の障子が開いていた。なかには蒲団が敷いてあり、人の眼がこちらをんでいた。
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
唾液み込み嚥み込み相手の顔を白眼み付けたが、その瞬間に……ヤアーッ……と叫んで天井に飛び上りたくなった。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
なかに、シベリアにはチェレムーシャというに似た草があって、それをたべると壊血病の癒るということがあります。何なのでしょうね。
自分は、をやらないから、とうとう死んでしまったと云いながら、下女の顔をめつけた。下女はそれでも黙っている。
文鳥 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「勝手が判らなくってまごまごしているのは可哀想と思うたから……。」と言いかけて氏は堅く口をじて鋭い目で前方をんでいた。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
五重巍然と聳えしさま、金剛力士が魔軍を睥睨んで十六丈の姿を現じ坤軸がす足ぶみして巌上に突立ちたるごとく、天晴立派に建つたる哉、あら快よき細工振りかな
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
白睨み付え無しとは白々しきりなり去月廿七日小篠堤權現堂の藪蔭に於て穀屋平兵衞を切殺し金百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亜砒酸とうして解ったと言うのか、それはわけは無い、検出の設備の無い時は、疑わしい物を炭火にり込んだだけでもい、亜砒酸が入って居るとの匂いがする——
悪魔の顔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
文廟のあるべからざるところなり城側は皆の香にして
ト眼を細くして娘の方を顧視る。こういうめ方も有るものと見える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
油汗を鼻頭ににじませて、下唇を喰締めながら、暫らくの間口惜しそうに昇の馬鹿笑いをする顔を疾視んで黙然としていた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ト苦々しそうに冷笑ッたかと思うと、忽ちまた憤然として文三の貌を疾視んで
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「へつ、弱蟲! そんなら貴樣らには、ができる。命知らず!」そしてをそびやかして睨視めつけました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
と云いながら力に任せて右内の胸をて、横面をポーンとったから、其処へ倒れました。日頃柔和な右内だが、余りのことと思わず道中差へ手をかけて角右衞門をむ。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
政枝はまだ不承知らしい顔をしていたが、「きっとですか」と多可子をんで念を押した。そして間もなくぐったりして父親や医師のするままになり、やがて素直に体を横にされた。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その老人に見聞した事件を洗いざらい物語ってゆくうち、かの老人はニッケル貨幣に強い磁気のあることを発見して、これは怪しいとむ。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)