白睨にら)” の例文
正月早々朝っぱらから縁起でもないとは思ったが御用筋とあっては仕方がない。嫌な顔をする女房を一つ白睨にらんでおいて、三次は老爺について家を出た。
白睨にらみ付おぼえ無しとは白々しら/″\しきいつはりなり去月廿七日小篠堤權現堂の藪蔭やぶかげに於て穀屋平兵衞を切殺きりころし金百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
にはたすくるひとし、此小このちいさきすてたまふに仔細わけはあるまじ、美事みごとすてゝ此家このいゑきみものにしたまふおか、りて見給みたまへ、れをばてゝ御覽ごらんぜよ、一ねん御座ござりまするとて、はたと白睨にらむを
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)