“覺”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
おぼ40.8%
さと21.5%
19.9%
さま7.3%
おぼえ5.2%
さめ1.6%
0.5%
おべ0.5%
おぼへ0.5%
おぼゆ0.5%
かく0.5%
さむ0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐賀錦紙入から、の、ざく/\と銅貨まじりをつた、岡田夫人八千代さんの紙包みの、こなしのきれいさをでもえてる。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
孔子學に志してより七十に至るまで、十年毎に自ら其のむ所有るをり、孜孜として自らめて、の將に至らんとするを知らず。
あるは、隣室てゐるKの夫人されてましたが、彼女にはそれがとばかり、すことができなかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
昨夜もすがらりて、今朝れよりはなけにし、でつけて着物もみづからりしを取出
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もし(をしたもないから、那樣氣遣ともい。)とうありや、雨風ござらばござれぢや。那樣ものではあるまいか。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
がだあ、へゝゝ、からおくすると、ふつと身體月明がさしたやうにつて、第一な、眞白るのに、るだ。
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かしき海岸景色のやうにおろした海岸れる水兵等吾等めたとぼしく、屏風岩から、大佐から、に/\り、手巾振廻しつゝ
彼岸ぎてうだことつちやえてからだつで滅多にやねえこつたかられからるばかしだな、一日毎たな」卯平よげにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
細い路次を通つて、の前まで來ると、表の戸は一昨日締めて行つたまゝである。何處をほつき𢌞つてゐたのか、宛然夢中で、自分にも明瞭がない。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
片折戸かになふはなれし聲音なり、いとのかたにをかけて、雪三りたりとるに、燈火とくと命令ながら、ツトうちやりしが、にもしるきげて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何事外國人妄信する日本人は、これをいていに感服したもので、識見高邁せられた岡倉きも
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
降らぬやうに祈るぞと云しが山下しの風の音雨と聞なされてること度々なり果して夜半に雨來る彼方に寐がへり此方に寐がへり明日に滯留とならば我先づ河原へ出て漁者を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
天皇ここに畏みて白したまはく、「恐し、我が大神、しおみまさむとは、らざりき」と白して、大御刀また弓矢を始めて、百官の人どものせる衣服を脱がしめて、拜み獻りき。