“屏風岩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうぶいわ50.0%
べうぶいは30.0%
べうぶいわ10.0%
びやうぶいは10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのはずさ。今日は榛名はるなから相馬そうまたけに上って、それからふただけに上って、屏風岩びょうぶいわの下まで来ると迎えの者に会ったんだ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
海龜うみがめふかくも長太息ためいきいて、その眼前がんぜんかゝれる一まい屏風岩べうぶいは引寄ひきよせました。かれあいちやんのはうて、談話はなしをしやうとしましたが、しばらくのあひだ歔欷すゝりなきのためにこゑませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それから朝日島あさひじま漂着へうちやくして、椰子やし果實美味うまかつたこと猛狒ゴリラ襲撃しふげき一件いつけん櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさとの奇遇きぐうてつひゞき屏風岩べうぶいわ奇異きゐ猛犬稻妻まうけんいなづまにもまれなるいぬなること
けい、直徑大凡おほよそ七八町、岩石の奇なるものを屏風岩びやうぶいは硯岩すゞりいは烏帽子岩ゑぼしいは蓮華石れんげいし浦島釣舟岩うらしまつりふねいはと爲し、其水のきたるや、沈々として聲無く、其色の深碧にして急駛きうしせる、そゞろにわれの心を惹きぬ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)