“溪”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
たに90.5%
けい9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笛の音が冴えて、太鼓の音が聞えた。此方の三階から、遠く、たにの川原を越えて彼方の峠の上の村へと歩いて行く御輿の一列が見られた。
渋温泉の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わが兄弟なりし者にモロントとエリゼオとあり、わが妻はポーのたによりわがもとに來れり、汝のうぢかの女より出づ 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
これより三留野みとの驛へ三里。山び、水ゆるやかに、鷄犬の聲歴落れきらくとして雲中に聞ゆ。人家或はけいに臨み、或は崖に架し、或は山腹にる。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
随て他の感情を動かすに軽重ある又宜ならずや、方今漢文をよくするを以て世に尊まるゝ者極めて多く、中に就て菊池きくちけい依田百川よだひゃくせん君の二氏尤も記事文に巧みに、三けい翁は日本虞初新誌にっぽんぐしょしんしの著あり
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)