“舒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
77.8%
のば7.4%
じょ3.7%
のび3.7%
3.7%
ノブ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより三留野みとの驛へ三里。山び、水ゆるやかに、鷄犬の聲歴落れきらくとして雲中に聞ゆ。人家或はけいに臨み、或は崖に架し、或は山腹にる。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
前よりも亦一層広々ひろ/″\と、一面の日当りになつた畠の上には、大根と冬菜とが、いかにも風土の恵みを喜ぶがやうに威勢好く其葉をのばしてゐる。
冬日の窓 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
久闊きゅうかつじょし、いろいろ話の中に、牧氏のいうには
最早そこにはあの屹立そそりたつた岩石もなかつた。あのすさまじい濁流もなかつた。危い崖の路もなかつた。渓は唯静かにのびやかに流れた。
山間の旅舎 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
堂宇ドウウニ依ル。雌雄カタチヲ以テ、羽翼ヲベ張ル。コレ燕ノ卵ナリ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明の李時珍りじちんがその著『本草綱目』に「按ズルニ陸佃りくでん埤雅ひがニ云ク、蕉ハ葉ヲ落サズ一葉ノブルトキハ則チ一葉ル、故ニ之レヲ蕉卜謂フ、俗ニ乾物ヲ謂テ巴ト為ス、巴モ亦蕉ノ意ナリ」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)