“三留野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みどの77.8%
みとの11.1%
みとめの11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上松あげまつを過ぎ、三留野みどのまで帰って来た。行く先に謹慎を命ぜられていた庄屋問屋のあることは、今度の改革の容易でないことを語っている。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これより三留野みとの驛へ三里。山び、水ゆるやかに、鷄犬の聲歴落れきらくとして雲中に聞ゆ。人家或はけいに臨み、或は崖に架し、或は山腹にる。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
あゝこれが三留野みとめのといふところか、これが須原すはらといふところか、とおもひまして、はじめて村々むら/\とうさんにはめづらしくおもはれました。なにもかもとうさんにははじめてゞした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)