“みとの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御殿42.9%
三戸野28.6%
三富野14.3%
三留野14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大船の心たのめて三保が崎君が御殿みとの来にけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なすあへぎながらものいふが苦しげなれば此方こなたよりこゝはなどゝとはん時のほか話しかけるに及ばずと云へど左れど國自慢に苦しげながら又不問語とはずがたりするも可笑をかし野尻を過ぎ三戸野みとのにて檜笠ひのきがさ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
棭斎が二十日に上途しやうとしたとすると、二十六日は第七日となる。次の「見戸野々尻」は三富野みとの、野尻であらう。蘭軒は第十日に野尻を経た。棭斎の旅の四月朔は第十一日となる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これより三留野みとの驛へ三里。山び、水ゆるやかに、鷄犬の聲歴落れきらくとして雲中に聞ゆ。人家或はけいに臨み、或は崖に架し、或は山腹にる。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)