“歴落”の読み方と例文
読み方割合
れきらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより三留野みとの驛へ三里。山び、水ゆるやかに、鷄犬の聲歴落れきらくとして雲中に聞ゆ。人家或はけいに臨み、或は崖に架し、或は山腹にる。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
かくて兩山相仄あひそくし、溪聲らいのごとき間を過ぐること一里餘、路は更に幾屈曲して、遂に萬山のきはまるところ、蕭々たる數軒の人家の遙かに雲中に歴落れきらくたるを認む。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)