“歴乎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れっき84.0%
れつき8.0%
れき4.0%
レツキ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、これが歴乎れっきたる武家の子飼いだった。小俣右衛門ノじょうの家来で、御所の門衛とれ合いでの仕業しわざとわかり、即日、首をはねられた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下種げすの頓馬野郎め、これでも歴乎れつきとした官吏で、抑も貴樣たちとは身分が違ふぞ! だがどうも仕方がないから、おれは帽子を手にとり
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
否応なく城外へ出て行った蔵光正利まさとし、益田孫右衛門、村井河内などという歴乎れきたる諸将で、しかも毛利方と通謀している物騒なる味方には、官兵衛の股肱の母里太兵衛とか
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
サキノ源中納言北畠具行ハ、先帝ノ帷幄ヰアクニカクレ、天下ヲ禍乱クワランニ投ジタル逆謀ノ首魁シユクワイタリシ事、スデニ歴乎レツキタリ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)