“歴訪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れきほう66.7%
れきはう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の事件に関係ありと唯今目をつけている五人の人物を歴訪れきほうしてたくみに取ってきたメッセージを、その懐中手帳から鳥渡ちょっと失敬して並べてみる。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
有力な人絹会社の調査部を歴訪れきほうして、調査上の助言を仰いだり、工程の説明書や事業の考課状の提供を受けたりもする。親切な会社の計らひで、二度ほど静岡県下の工場を見学したこともあつた。
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
毎日洋服を着て書類を入れた風呂敷づつみ小脇こわきはさんで、洋杖すてつきいて、京都府下の富豪や寺院をてくてくと歴訪れきはうする。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)