“洋杖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ステッキ73.4%
ステツキ18.8%
すてつき4.7%
ケーン1.6%
すてっき1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱くて脱いだ黒無地のべんべらが畳んであった、それなり懐中捻込んだ、大小すっきり落しにさすと云うのが、洋杖、洋杖です。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
茶話子は散歩をするのに、四つ辻へ来ると手に持つた洋杖なり蝙蝠傘なりを真直に立ててみてそれが倒れる方へ歩き出す事がよくある。
全山高等野次馬は、おくれじと馳付けてると、博士ひながら、古靴片足を、洋杖けてされた。
彼の上品な洋袴はところどころ裂け、洋杖を握るにはができて血が流れだしたけれど、一郎はまるでそれを意に留めないように見えた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
市郎は洋杖把直して、物音のするへ飛び込んで見ると、もう遅かった。一足違いで、トムは既に樹根に倒れていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)