“洋杖”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ステッキ72.6%
ステツキ19.4%
すてつき4.8%
すてっき1.6%
ケーン1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“洋杖”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
春部が聞き返したが、帆村は、しばらく自分のすることを見ていれば分るといって、彼の持っていた洋杖ステッキの分解を始めた。
千早館の迷路 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大隅は、それに応えようともせず、例の殺人洋杖ステッキをドクトルの方に向けてみた。するとドクトルは平気な顔をしていた。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
剛一は洋杖ステツキもて庭石打ちたゝきつゝ「だから僕は不平だと言ふんです、姉さんは少しも僕を信用して下ださらんのだもの」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
外出でかける時は屹度中山高ちゆうやまたかを冠つて、象牙の犬の頭のついた洋杖ステツキを、大輪に振つて歩くのが癖。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
洋杖すてつきと、たゞ一つバスケツトをつて出直でなほしたのであるが、くるま途中とちうも、そではしめやかで
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
毎日洋服を着て書類を入れた風呂敷づつみ小脇こわきはさんで、洋杖すてつきいて、京都府下の富豪や寺院をてくてくと歴訪れきはうする。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
市郎は洋杖すてっき把直とりなおして、物音のするかたへ飛び込んで見ると、もう遅かった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
うちにいて心配するよりも、迎いながら町尽頭はずれまで出て見ようと決心して、市郎は洋杖すてっきを振りながら門を出ると、あたかも七兵衛の駈けて戻るのに逢った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼はキチンとした背広服を身につけ、型のいい中折帽子を被り、細身の洋杖ケーンを握っていた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二三歩いってはキョロキョロ前後を見廻わし、また二三歩いっては耳を傾け、それからまたすこし行っては洋杖ケーンでもって笹の根もとを突いてみたりするのであった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)