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洋杖
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ケーン
ふりがな文庫
“
洋杖
(
ケーン
)” の例文
彼の上品な
洋袴
(
ズボン
)
はところどころ裂け、
洋杖
(
ケーン
)
を握る
拳
(
こぶし
)
には
掻
(
か
)
き
傷
(
きず
)
ができて血が流れだしたけれど、一郎はまるでそれを意に留めないように見えた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二三歩いってはキョロキョロ前後を見廻わし、また二三歩いっては耳を傾け、それからまたすこし行っては
洋杖
(
ケーン
)
でもって笹の根もとを突いてみたりするのであった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
このとき公園の小径に、一人の怪しい
行人
(
こうじん
)
が現れた。怪しいといったのはその
風体
(
ふうてい
)
ではない。彼はキチンとした背広服を身につけ、型のいい中折帽子を被り、細身の
洋杖
(
ケーン
)
を握っていた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
“洋杖”で始まる語句
洋杖灯